SolydXK のインストール・設定


SolydX・SolydK の種類

ダウンロードする前に、いくつか ISO の種類からの選択が必要です。

 

SolydX と SolydK の違い

SolydX は Xfce、SolydK は KDE をデスクトップ環境に採用しています。

インストールされているアプリも細かく違いがあります。

 

201501 より公式版としての公開は 64 ビット版 のみとなっています。

32 ビット版は他のメンバーが公開し、公式サイトで公開される

コミュニティ版(Community Edition)の扱いとなっています。

 

201501 での Debian リボジトリは 2015年 からの安定版である Jessie ベースです。

(2014 以前は testing でしたが、これは現在の jessie で、事実上変化ありません)

SolydK は KDE 4 となります。

 

SolydX

Xfce。多くの環境で動作します。

 

SolydK

KDE。3D 推奨。特殊効果が美しいです。

 


SolydXK Enthusiast’s Editions

Enthusiast’s Editions は EE と省略されます。

 

Debian testing リボジトリを採用したバージョンです。

testing は次期バージョンの構築を行っているリボジトリで、

安定版より新しいパッケージが採用されています。

事実上のローリングリリースになっているのも特徴です。

一方で testing は動作に問題がある生じる事があります。

 

SolydK EE では 201512 より Debian の状況を反映し、
KDE Plasma 5 での動作に変更されました。

SolydX EE は大きく変化ありません。

 

SolydX EE

外見は通常版と大きく変化ありません。

 

SolydK EE

201512 より Plasma 5 になっています。

 


日本語 ISO (Japanese ISO)

SolydXK の通常版と Enthusiast’s Editions は
201512 より日本語 ISO を公開しています。

日本語以外でもいくつかの言語で ISO が公開されています。

これらは公式サイトでも公開されている コミュニティ版 扱いです。

 

日本語 ISO では日本語パッケージを ISO に含んでいます。

これにより、ライブ起動で日本語表示・入力が可能です。

またインストール時にパッケージのダウンロードを行わず、

インストールの待ち時間を減らす事ができる特徴があります。

 

201602 より Firefox を ESR 版ではなく、通常の最新版に切り替えましたが、

Debian リボジトリで Firefox ESR 版が公開されるようになったため、

201606 は Firefox ESR 版に戻しています。(つまり Debian リボジトリ 反映になります)

 

SolydX RPI

Raspberry Pi 2・3 向けの SolydX が存在します。

公式版として公開されています。日本語 ISO は存在しません。

Raspberry Pi は GUI の 3D 対応がないため、SolydK は提供されていません。


SolydX・SolydK の ISO ダウンロード

SolydXK のサイトから .iso ファイルをダウンロードします。

 

2015年11月より OSDN からダウンロードが可能になっています。

更にこちらでは日本語 ISO も配布しています。

こちらを用いる事で日本語パッケージが ISO に含まれているため、

インストール時にダウンロードする事がなく、インストール時間が短くなります。

また、ネット接続が困難な環境でも日本語環境のインストールが可能です。

 

SolydXKjp (日本語サポート) | OSDN 内

 

201501 より公式配布は 64 ビット版 のみとなりました。

しかし、コミュニティ版(Community Edition)として

32 ビット版も継続配布されています。

また、testing ベースになっている SolydXK Enthusiast’s Editions もあります。

 

なお、日本語 ISO は「Localized Editions」の一覧で

公式サイトからも公開されています。(コミュニティ版扱いとなっています)

 

以前は Linux Mint を引き継ぎ、libdvdcss・w32/w64codecs が含まれていましたが

日本を含む法的な問題の対策として、201407 より ISO では含まれず、

インストール時に使用有無が選択できるようになっています。

このダウンロードは海外のサーバからとなります。

そのため、最新版は Torrent を使った ISO の入手や

日本のサーバへ ISO を置くのは、問題なく行う事が可能です。

 

容量は 1G バイトを超えているため、CD には入れられず、DVD となります。
USB メモリ等を使用する事も可能です。


SolydX・SolydK のインストール

ISO ファイルを起動すると、正常であればデスクトップ画面表示になります。

デスクトップに Install がありますので、これを選ぶとインストーラーが起動します。

 

公式配布の ISO では、
日本語関連のパッケージをインストール中にダウンロードするため、
インストール段階でネットに接続してある必要があります。

有線 LAN で DHCP 接続の場合は認識して接続を行っていますが、

そうでない場合は右下パソコン2台のアイコンから

ネットの設定を予め行って下さい。

日本語 ISO は必要ファイルを ISO に含めているため、
ライブ起動で日本語表示・入力が可能です。
そのためネット接続なしでも日本語で使用できます。

 

インストーラーは Linux Mint Debian Edition に近いものです。

Ubuntu のインストーラに近い手順になっています。

201407 より言語選択の後はほぼ日本語表示になっています。

最新版では下記の手順となります。

少し古いバージョンでは 5. の GRUB 選択が別画面になっています。 

  1. 言語の選択。Japanese - Japan を選択します。
  2. タイムゾーンの選択。地図より 日本 のところを選択し
    Asia/Tokyo が選択された状態にして下さい。
  3. キーボードレイアウト。
    Generic 105-key (Intl) PCJapanese - Japanese
    選択された状態になっているでしょう。英語キーボードは変更します。
  4. ユーザ名・パスワード・ホスト名の入力。
  5. パーティションの選択。
    最低でも / のマウントポイントを作成する必要があります。
    GRUB (ブートローダー)の選択もこの一覧で行います。
  6. 最終確認。誤りがあれば 戻る で戻って下さい。
  7. インストール開始。
    オリジナル版の ISO では特にパッケージのダウンロード・インストールで
    時間を要します。

インストールが完了すると再起動を促されます。

途中で止まったり、異常終了する場合は
スペック要件を満たしていない可能性があります。

 

インストール動画

運営者が実際に日本語 ISO でインストールを行った動画です。

 

エキスパートモード

5. パーティションの選択 で エキスパートモード を選択するとメッセージが表示されます。

ターミナルを起動し、/target へ対象パーティションをマウントして下さい。

/target のところがインストール先の / になります。

例えばすでにフォーマットされているパーティション sda5 へインストールしたい場合

ターミナルを起動し、

 

sudo mkdir /target

sudo mount /dev/sda5 /target

 

としてからインストーラを進めて下さい。

 

SolydXK のコピーとユーザー登録を行った後、/etc/fstab の中身を開きます。

UUID が正しいかを確認します。おそらくそのままで大丈夫です。

必要であれば、この時に swap を追加して下さい。


日本語 ISO のライブ起動

日本語 ISO はライブ起動の段階で日本語の表示・入力が可能になっています。

そのため、ハードディスク・SSD へインストールせず、
USB メモリ起動で SolydXK を日本語で使用する事が可能です。

ライブ起動から任意のパーティション・ドライブをマウントし、

ファイルアクセスを行う事もできます。


キーボードは日本語 109 キー(国際 105 キー)で設定してあります。

Mac など英語キーボード(US)をご利用の場合、
ライブ起動ではキーボード設定の設定変更が必要です。


ミラーサーバの設定

201501 より SolydXK 独自のアプリなどを除き
Debian のリボジトリからパッケージをダウンロードするようになりました。

このサーバを日本のサーバにする事で、ダウンロードの高速化を期待できます。

公式配布の ISO では下記の設定をおすすめします。日本語 ISO は行ってあります。

 

アップデートマネージャー を起動し、パッケージの確認作業が完了した後、

設定 をクリックし、リボジトリミラー タブを選択します。

ここに 国 Japan URL ftp.jp.debian.org/debian がありますので、選択して下さい。


直接ファイルを編集したい場合は /etc/apt/sources.lst
root 権限で編集して下さい。

例えば ftp.debian.org を ftp.jp.debian.org へ変更します。

 

Synaptic パッケージマネージャリボジトリ から
SolydXK のサーバを選択できますが、

日本は近くの国にはミラーが存在しないので、大きく変化はありません。

(2015年11月現在 アメリカ・オランダ・アイルランド の3ヶ所)

 

Software & Updates で上の設定を含む参照先サーバの細かい設定が可能です。

Debian リボジトリは Other Software タブに含まれます。


日本語化

SolydX・SolydK では日本語パッケージをインストールし、

入力メソッドには fcitx-mozc がインストールされます。
そのためインストール後の起動ですぐに日本語で使用可能で、
日本語化の作業は不要になっています。

 

必要であれば、日本語フォントなどをインストールして下さい。

 

Firefox は起動しても英語のままになっている場合があります。

日本語 ISO では メニュー - Language から

Japanese を選択する事で日本語表示になります。

 

SolydK の Fcitx 設定画面

デフォルトでは Fcitx の設定画面として fcitx-ui-classic をインストールしますが、

代わりに KDE 向けの設定画面を使用する事ができます。(SolydKEE も使用可能)

ターミナルを起動し

 

sudo apt install kde-config-fcitx

 

これを実行した後、ログアウト→ログイン、または SolydK を 再起動 して下さい。


マルチメディア Codec

DVD などの再生など、マルチメディア用途で使用する場合、

インストール後に表示される SolydXK Welcome より

Multimedia Codec をインストールして下さい。

 

これには libdvdcss を含みますが、海外からのダウンロードとなります。

(SolydXK は日本にリボジトリを置いていません)

インストールは法的に問題ありませんので、安心してご利用下さい。